ハヤンとほまれと六未 転載記事/福島県でのレスキュー

転載記事/福島県でのレスキュー

以下に載せるのは

私が読んでいるブログの主さんが

ご自身のお知り合いの方のブログを

紹介されていたので

転載させてもらうことにしたものです。

福島でのレスキュー時のことが綴られています。







6/28のレスキュー。
2013-07-02(Tue)
先週は、二日間連続でレスキューに行ってきました。


さすがに暑さが強まってくると、
日中だけのレスキューでは
捕獲器に入ってくれる確率が少ないことと、
あちらこちらを塞ぐ山のようにあるバリケードに邪魔され
給餌すらも制限されてしまうので、
今回は二日間に分けることに。


最近走り慣れてきた山道を飛ばしていたら、
少し早めに着きそうだったので、
あまり行けない津島のバリケード近くの脇道を
あっちこっちと進んで行くと、道端に寝ている猫の姿。


neko10


ガリガリのはげはげ…。
…言葉が出ない。


車を停めて近づいても、
逃げるどころか近づいてきて、
挙句、膝の上に乗ってゴロゴロと喉を鳴らし、
頭を擦り付けてくる。

その口からは強烈な膿の匂い。

口の周りは真っ黒に汚れ、涎もダラダラと垂れている。

ふと横を見ると車に乗り込もうとしているもう一匹の猫の姿。


neko10


こちらもガリガリで薄っぺら。

ぶわっと涙が溢れ出る。


にゃーにゃーと鳴き真似で呼んでみたら、
一目散にこっちに向かってくる。


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浪江町の津島に隣接してる山木屋の山の中。

近くにはまばらに数軒の家はあるけど、
人は、いない。

ウェットフードをあげてみたら、
むせながら必死で食べている。

でも、飲み込むのが痛いらしく、
たまに悲鳴をあげながら、
それでも食べるのをやめない姿に、
泣けて泣けてもうどうしようもなくて。

ただの甘えっこの猫さんだっただけなら
保護することはできない。

でも、きっと感染症もあって、
口の中も大変なことになっているであろう
ガリガリに痩せたこの子たちを置いて立ち去ることは、
あたしには出来なかった。



お口は治らないかもしれないけど、
ちょっとでも楽に過ごせるように一緒に頑張ろうね。
とケージに二匹一緒に入ってもらい、
そのままレスキューへ。


久々に津島を通ってみたけれど、
そこかしこに猫の姿…。


neko5


まだ生きていてくれている。

まだまだたくさんのいのちが待っている。


それが分かっていても、
手当り次第に捕獲器をかける訳にはいかないから、
車を走らせていて猫の姿を見ると泣きそうになる。

近くに給餌場所があるところには
フードをたんまり置いて、生きて、と
願いながら立ち去る時が辛くて辛くてたまらない。

余裕があれば…と思うけど、
余裕なんてどこにもない。

後部座席にいる二匹が、
更に自分の首を締めてしまったし。

それでもどうしても
気になる子がいる場所にだけは捕獲器をかけたくて。


連れ出したい。


一つでも多くのいのちを連れて帰りたい。


でもシェルターの状況はそれを許さない。


保護できるギリギリの枠と、
捕獲器の数を、必死に悩んで置く場所を決める。


辛いレスキュー。




道は蔦に覆われ狭くなり、

数限りなく建てられた
バリケードだらけの静まり返った町。


neko6


ねぇ、偉い人たち。

あなたたちは一体どうしたいの?

福島を、古里を追われた人々を、
取り残されたどうぶつたちを、

一体どこまで無残に扱えば気が済むの?


足りなくなった時間に追われ、
猛スピードで車を走らせ給餌して。

病院へ駆け込む。
検査の結果は予想通り、猫エイズと白血病のダブルキャリア。

口の中は、
先生がうわっ!と声をあげるほど、
爛れまくっていて。

歯肉炎、口内炎、舌潰瘍と痛い症状のオンパレード。

大きめの体躯だけど、
体重は3kgにも満たないぺらっぺらのその身体。

診察台の上ですらも
喉をゴロゴロ鳴らし続けているから、
聴診器が役に立たないよ、と先生が苦笑い。

下手をすれば
数日後には出会えなかったかもしれないそのいのち。

連れて帰ってこれて本当に良かった。


生きよう。

もうちょっとだけ。

痛みをちょっとでも抑えて、
美味しいもの食べて、ゆっくりと寝て。


たくさん甘えていいから。

だからもうちょっとだけ生きよう。


一緒に頑張ってあげるから。

のんびりと、ゆっくりと、
少しでも長く一緒にいようね。


neko7


シャムミックスの男のこ。
仮の名前は響(ひびき)くん。


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少し中毛のキジトラの男のこ。
仮の名前は奏(かなで)くん。


いのちが響き合うように、
いのちの音を奏であうように、そんな名前をつけました。

ご飯よりも、お水よりも、
ただひたすらに撫でられたいこの二つのいのちが、
堪らなく愛おしい。

頑張ろう。

そして生きよう。






ライン

選挙が近づいています。

もっぱら注目の争点は『経済』

次に『憲法』というところでしょうか。

(ある世論調査の結果をみたら

『経済』を重視して投票するというのが圧倒的でした)

でも、おかしいと思います。

自分の家に安全でないから帰りたくとも帰ることができない人たちがいるんです。

考えなくてはいけないのは、この状態ではないのでしょうか。











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プロフィール

もずく

Author:もずく
千葉県在住。
家族は犬1、猫2、旦那1の5匹構成。
愛犬と愛猫のむやみに増える写真処理を兼ねて細くなが~くのんびりやってきます。

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